「ヨーグルト」と「フロマージュブラン」は別物?味や作り方などの違いを検証!
ヨーグルトとフロマージュブランは、「ほどよい酸味がある乳製品」という共通点を持っています。
見た目が似ていることもあり、「フロマージュブランはヨーグルトの一種なの?」「何が違うの?」と疑問に感じている方も多いのではないでしょうか?
しかし、これら2種類の乳製品は、「分類」「作り方」「味わい」など…様々な部分に違いがあります。
ヨーグルトは「乳酸菌によって乳を発酵させた発酵乳」であるのに対し、フロマージュブランは「フランス生まれのフレッシュチーズの一種」です。
また、そのまま食べるだけでなく、お菓子や料理に使う場合にも「それぞれ向いている使い方」があります。
そこで、この記事では「ヨーグルトとフロマージュブランの具体的な違いは何なのか」を説明していきます。
「代用できるのか」「どちらを選べばよいのか」についても紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
ヨーグルトとは何か?
ヨーグルトとは、「牛乳などの乳を乳酸菌によって発酵させて作る乳製品」のことです。
日本では一般的に「発酵乳」に分類されており、朝食やデザートとしてそのまま食べる他、料理やお菓子作りにも幅広く使われています。
ヨーグルトは、乳に乳酸菌を加えて発酵させることで作られます。(乳酸菌が乳に含まれる乳糖などを利用して乳酸を作ると、乳の中のたんぱく質が固まり、とろみのある状態になります。)
この過程によって、ヨーグルト特有の「爽やかな酸味」や「なめらかな食感」が生まれてくるのです。
ヨーグルトには主に以下のような種類があり、「使用する乳、乳酸菌、製造方法、水分量」などによって、「酸味、コク、硬さ」なども変わってきます。
・プレーンヨーグルト(砂糖未使用)
・加糖タイプのヨーグルト
・低脂肪・無脂肪タイプのヨーグルト
・ギリシャヨーグルト
また、ヨーグルトはそのまま食べるだけでなく、フルーツやはちみつを加えたり、ドレッシングやソースに使ったり、ケーキなどのお菓子作りに利用したりすることもできます。
このようにヨーグルトは、「乳酸菌による発酵で作られる、酸味となめらかな食感が特徴の乳製品」だということです。
フロマージュブランとは何か?
フロマージュブランとは、「フランスで親しまれているフレッシュチーズの一種のことです。
「フロマージュ(fromage)」はフランス語で「チーズ」、「ブラン(blanc)」は「白」を意味し、名前の通りに白くて柔らかな見た目をしています。
一般的には、牛乳などの乳に乳酸菌や凝乳酵素などを加えて固め、その後にホエイ(乳清)をある程度取り除いて作られます。
熟成させずに食べるフレッシュタイプのチーズなので、一般的な熟成チーズのような強い香りや塩気は少なく、爽やかな酸味とミルクの優しいコクが特徴です。
見た目や食感はヨーグルトによく似ていますが、フロマージュブランはチーズとして作られるため、製品によってはヨーグルトよりも濃厚でクリーミーな口当たりを楽しむことができます。
そのまま食べられる一方で、以下のようにデザート感覚で食べられたりすることも多いです。
・砂糖やはちみつを添える
・フルーツなどを添える
・料理やお菓子作りに使用する
また、フロマージュブランは製品によって脂肪分や水分量が異なるため、さっぱりしたものからコクのあるものまで味わいには幅があります。
このようにフロマージュブランは、「白くなめらかで爽やかな酸味を持つ、熟成させないフレッシュチーズ」だということです。
ヨーグルトと似た見た目をしていますが、食品としては「発酵乳」ではなく「チーズ」に分類される点が大きな違いだと言えるでしょう。
ヨーグルトとフロマージュブランの明確な違いは何か?
ヨーグルトとフロマージュブランは、「白くてなめらかな乳製品」という共通点があり、混同されることも多いです。
しかし、様々な部分に違いがあるため、どのような特徴があるのかをチェックしていきましょう。
「食品としての分類」の違い
ヨーグルトは、乳酸菌によって乳を発酵させて作ります。(発酵によって生まれる酸味と、やわらかくとろりとした食感が特徴です。)
一方のフロマージュブランも乳酸菌などを利用して作られますが、乳を凝固させた後にホエイ(乳清)をある程度取り除き、チーズとして仕上げます。(ヨーグルトよりも乳のコクが感じられ、クリーミーな食感になりやすい傾向があります。)
・ヨーグルトは「発酵乳」
・フロマージュブランは「フレッシュチーズ」
まず、上記のように分類の違いがあるということを覚えておくといいでしょう。
「原料」の違い
ヨーグルトとフロマージュブランは、どちらも「主に牛乳などの乳を原料として作られる乳製品」であり、原料だけを見るとかなり似ています。
ただし、作る食品の種類が異なるため、使われる材料やその役割は少し違いがあります。
ヨーグルトの基本的な原料は、牛乳などの乳と乳酸菌です。(乳酸菌が乳に含まれる糖を利用して乳酸を作り、その働きによって乳のたんぱく質が固まることで、ヨーグルト特有の酸味やとろみが生まれます。)
その一方で、フロマージュブランも牛乳などの乳を主原料としますが、乳酸菌に加えて、製品や製法によってはレンネットなどの凝乳酵素を使って乳を固めることがあります。(固まった乳からホエイをある程度取り除くことで、フレッシュチーズとして仕上げます。)
・ヨーグルトは「乳を発酵させてそのまま仕上げる」
・フロマージュブランは「乳を固めてホエイを取り除き、チーズとして仕上げる」
原料そのものには大きな差がないものの、上記のような違いがあるということです。
「味わい」の違い
ヨーグルトは乳酸菌の働きによって生まれる酸味が味の中心になりやすく、プレーンタイプでは特にその爽やかさを感じやすいです。
一方、フロマージュブランはフレッシュチーズなので、ヨーグルトのような酸味を持ちながらも、乳の風味やまろやかさが感じられます。
・ヨーグルトは「酸味がはっきりしていてさっぱりした味わい」
・フロマージュブランは「乳のコクやクリーミーさを感じやすい」
「ヨーグルト=乳酸菌」か「フロマージュブラン=フレッシュチーズ」という特徴もあり、味わいにも上記のような違いがあります。
「食感」の違い
ヨーグルトは、乳を乳酸菌で発酵させて固めたものであり、水分を比較的多く含んでいるため、スプーンですくうと柔らかく、口に入れるとするりとなめらかに広がります。
プレーンヨーグルトでは、製品によって「とろとろ」「ぷるん」「ややしっかり」など食感に違いがありますが、全体としては軽くみずみずしい口当たりのものが多いです。
一方、フロマージュブランは、乳を固めたあとにホエイ(乳清)をある程度取り除いて作るため、水分が減って乳成分が濃縮され、ヨーグルトよりもねっとり、もったり、クリーミーとした食感になりやすいです。
・ヨーグルトは「とろりとしていてみずみずしい食感」
・フロマージュブランは「濃密でクリーミーな食感」
2種類の乳製品は、作る過程が異なるため、食感にも上記のような差が出てきます。
「使い方」の違い
ヨーグルトは「さっぱりした酸味と手軽さを生かして、朝食や普段の食事に取り入れやすい」のが特徴です。
その一方で、フロマージュブランは「クリーミーさと乳のコクを生かして、デザート、ソース、ディップ、製菓などに使いやすい」という特徴があります。
・ヨーグルトは「そのまま日常的に食べる」
・フロマージュブランは「幅広く使われる」
一般的な使われ方には少し違いがあります。(※使い方に厳密な決まりがあるわけではなく、ヨーグルトをディップに使ったり、フロマージュブランを朝食として食べたりすることも可能です。)
「2種類の乳製品の具体的な特徴をまとめた比較表は、以下の通りです。
| 比較項目 | ヨーグルト | フロマージュブラン |
|---|---|---|
| 分類 | 発酵乳 | フレッシュチーズ |
| 主な原料 | 牛乳などの乳 | 牛乳などの乳 |
| 主な作り方 | 乳酸菌で乳を発酵させる | 乳を発酵・凝固させ、ホエイをある程度取り除く |
| 熟成 | 基本的にしない | しない |
| 見た目 | 白く、とろりとしている | 白く、なめらかでクリーミー |
| 味 | 爽やかな酸味が特徴 | 穏やかな酸味と乳のコクが特徴 |
| 食感 | とろり・なめらか | なめらか・クリーミー |
| 水分量 | 比較的多い | 製品によって異なるが、ヨーグルトより水分が少ないものも多い |
| コク | 比較的さっぱり | 比較的濃厚 |
| 主な食べ方 | そのまま、朝食、デザートなど | デザート、料理、お菓子作りなど |
| 料理への利用 | ソース、ドレッシング、漬け込みなど | ソース、ディップ、デザートなど |
| お菓子への利用 | ケーキ、ムース、焼き菓子など | チーズケーキ、ムース、クリームなど |
ただし、実際の味は製品によって大きく異なるため、「ヨーグルトは必ずさっぱり、フロマージュブランは必ず濃厚」とは限りません。
まとめると、ヨーグルトとフロマージュブランは見た目こそよく似ていますが、「発酵乳として作られるか」「フレッシュチーズとして作られるか」という違いを中心に、製造方法や用途などにもそれぞれ特徴があるということです。
2種類の乳製品を「お菓子作りで使い分けるコツ」
ヨーグルトとフロマージュブランは、両方とも「お菓子作りに使える乳製品」ではありますが、仕上がりには違いが出てくるといっても過言ではないでしょう。
基本的に「さっぱり軽い味わいにしたい場合はヨーグルト」で、「乳のコクやクリーミーさを出したい場合はフロマージュブラン」が向いています。
ヨーグルトは「爽やかで軽いお菓子に向いている」
ヨーグルトは酸味があり、水分を比較的多く含んでいるため、お菓子に加えると爽やかで軽い味わいになります。
【ヨーグルトが向いているお菓子】
・ヨーグルトケーキ
・ムース
・ゼリー
・アイス・シャーベット
・パウンドケーキ
・マフィン
・レアチーズ風デザート
生クリームやクリームチーズの一部をヨーグルトに置き換えると、濃厚になりすぎず、後味を軽くすることが可能です。(さらに焼き菓子の生地に加えると、しっとり感を出すことが可能です。)
ただし、一般的なヨーグルトは水分が多いため、多く加えすぎると生地がゆるくなったり、焼き上がりが変わったりすることがあります。
濃厚に仕上げたい場合は、「水切りヨーグルトを使う」といった方法を用いるといいでしょう。
フロマージュブランは「コクのあるお菓子に向いている」
フロマージュブランは、フレッシュチーズならではの乳のコクとなめらかさがあるため、クリーミーなお菓子に向いています。
【フロマージュブランが向いているお菓子】
・チーズケーキ
・レアチーズケーキ
・ムース
・タルト
・クレーム系のデザート
・フルーツを添えたデザート
クリームチーズほど重くなりにくく、ヨーグルトよりもコクを出しやすいため、「濃厚さは欲しいけれど、重すぎるデザートにはしたくない」という場合にも使いやすいでしょう。
特にフロマージュブランを使ったチーズケーキは、クリームチーズを使ったものと比べて、爽やかで軽い口当たりに仕上がりやすいのが特徴です。
お菓子に入れる時は「水分量の違いにも注意する」
ヨーグルトとフロマージュブランをお菓子作りで使い分ける際は、味だけでなく水分量も重要です。
一般的なヨーグルトはフロマージュブランより水分が多い傾向にあるため、同じ量をそのまま置き換えると、生地の硬さや焼き上がりが変わってしまう場合があります。
特に固さやなめらかさが重要なお菓子(チーズケーキやムースなど)では注意が必要です。
ヨーグルトをフロマージュブランに近づけたい場合は、水切りをして余分なホエイを取り除くと、より濃厚で扱いやすくなります。
お菓子作りでは「仕上げたい味で選ぶのがベスト」
どちらを使うか迷った場合は、完成したお菓子をどのような味にしたいかで考えると分かりやすいです。
| 作りたいお菓子 | ヨーグルト | フロマージュブラン |
|---|---|---|
| ムース | ◎ | ◎ |
| レアチーズ風デザート | ◎ | ◎ |
| チーズケーキ | ○ | ◎ |
| ゼリー | ◎ | ○ |
| アイス・シャーベット | ◎ | ○ |
| パウンドケーキ | ◎ | ○ |
| マフィン | ◎ | ○ |
| タルト・クリーム | ○ | ◎ |
| フルーツデザート | ◎ | ◎ |
「爽やかな酸味と軽い口当たりを出したいならヨーグルト」「なめらかさと乳のコクを出したいならフロマージュブラン」が向いているということです。
どちらの乳製品も酸味があるのですが、水分量やコクが異なるため、使い分けることでお菓子の印象も大きく変わってくるでしょう。
ヨーグルトとフロマージュブランは代用できる?
ヨーグルトとフロマージュブランは、どちらも「白くなめらかで酸味のある乳製品」ということもあり、料理やお菓子によっては代用することができます。
ただし…これら2種類の乳製品は、異なる特徴を持っているため、完全に同じ仕上がりになるというわけではありません。
特に「なめらかさや濃厚さが仕上がりを左右する料理(例:チーズケーキやムースなど)」では注意が必要です。
ヨーグルトを「フロマージュブランの代わり」に使う場合
フロマージュブランが手に入らない場合は、プレーンヨーグルトで代用できることができます。
ただし、一般的なヨーグルトは「フロマージュブランよりも水分が多く、さっぱりした味わい」です。
そのまま同量を使った場合、以下のように仕上がりが変わってしまうことがあるでしょう。
・生地やソースがゆるくなることがある
・仕上がりのコクが弱くなることがある
フロマージュブランに近づけたい場合は、「水切りヨーグルトを使うのがおすすめ」です。
ヨーグルトをキッチンペーパーや布を敷いたザルに入れて水切りすると、ホエイが抜けて濃厚になります。
通常のヨーグルトよりも「フロマージュブランに近いもったりとなめらかな食感」に仕上がるでしょう。
フロマージュブランを「ヨーグルトの代わり」に使う場合
反対に「フロマージュブランをヨーグルトの代わりに使うこと」も可能です。
そのままフルーツやはちみつを添えて食べる場合であれば、ほとんど問題ありません。(ヨーグルトよりもコクがあり、クリーミーな味わいを楽しめます。)
料理やお菓子に使う場合も代用できますが、フロマージュブランの方が水分が少なく濃厚なことがあるため、以下のような問題が生じる場合があります。
・仕上がりが重くなる場合がある
・生地が硬くなる場合がある
必要に応じて、牛乳や生クリームなどを少量加えて硬さを調整するといいでしょう。
代用する時の注意点:「水分量・酸味・コクの差に注意」
ヨーグルトとフロマージュブランを代用する場合は、主に次の点に注意しましょう。
【水分量の違い】
ヨーグルトのほうが水分が多いことがあるため、水切りするか、レシピの液体量を調整します。
【酸味の違い】
ヨーグルトは酸味を強く感じることがあります。デザートでは砂糖やはちみつなどで味を調整するとよいでしょう。
【コクの違い】
フロマージュブランの代わりにヨーグルトを使うと、仕上がりがさっぱりすることがあります。濃厚さを出したい場合は、水切りヨーグルトやギリシャヨーグルトが向いています。
【レシピの仕上がり】
焼き菓子やチーズケーキなどは乳製品の水分量によって焼き時間や固まり方が変わることがあります。完全に同量で置き換えられるとは限りません。
代用する場合は、「水分量」「酸味」「コク」の3点を意識して調整すると、元のレシピに近い仕上がりにしやすくなるでしょう。
代用する場合:「水切りヨーグルトが便利」
フロマージュブランの代用品としてヨーグルトを使う場合は、一般的なプレーンヨーグルトよりも「水切りヨーグルト」や「濃厚なギリシャヨーグルト」の方が使いやすいです。
水分が少なく、なめらかで濃厚なため、フロマージュブランに近い食感を再現しやすいでしょう。
反対に、フロマージュブランをヨーグルトの代わりに使う場合は、濃厚さを生かしてそのまま使うか、必要に応じて牛乳などで少し伸ばすと使いやすくなります。
つまり、ヨーグルトとフロマージュブランは「完全に同じものではないものの、用途によっては十分に代用可能」だということです。
2種類の乳製品の「シーン別おすすめ」
ヨーグルトとフロマージュブランは、どちらも「乳由来の爽やかな酸味となめらかな食感を楽しめる乳製品」です。
しかし、どちらが向いているかは、「味の好み、食べ方、料理・お菓子への使い方」などによって変わってきます。
結論からいうと、手軽さやさっぱりした味わいを重視するなら「ヨーグルト」で、乳のコクやクリーミーさを楽しみたいなら「フロマージュブラン」を選ぶといいでしょう。
さっぱり感や手軽さを重視する場合:「ヨーグルト」
ヨーグルトの大きな魅力は、「手に入りやすく、日常的に使いやすいこと」です。
【ヨーグルトが向いている人】
・毎日の朝食や間食に取り入れたい人
・さっぱりした酸味が好きな人
・フルーツやグラノーラと合わせたい人
・スーパーなどで手軽に購入したい人
・料理やお菓子に幅広く使いたい人
・低脂肪・無脂肪など様々なタイプから選びたい人
そのまま食べるのはもちろん、はちみつやジャムを加えたり、お菓子作りに利用したり…と用途も幅広いため、冷蔵庫に常備しやすい乳製品だと言えるでしょう。
また、料理やお菓子を作る際に「軽く爽やかな味わいに仕上げたい」という場合にも向いています。
濃厚さを重視する場合:「フロマージュブラン」
フロマージュブランは、「ヨーグルトのような爽やかさ」と「チーズのクリーミーさ」を両方楽しみたい人に向いています。
【フロマージュブランが向いている人】
・クリーミーな乳製品が好きな人
・ヨーグルトよりもコクのある味わいを楽しみたい人
・フレッシュチーズを気軽に楽しみたい人
・チーズケーキやムースなどのお菓子を作りたい人
・ソースやディップに使いたい人
・熟成チーズの強い香りや塩気が苦手な人
フレッシュチーズなので、チーズらしい乳のコクがありながら、熟成チーズほどクセが強くありません。
特に「なめらかでコクのあるデザート(チーズケーキやムースなど)」を作りたい場合には使いやすいでしょう。
迷った場合:「何を重視したいかで選ぶ」
どちらにするか迷った場合は、「何を重視したいか」で選ぶと分かりやすいです。
・手軽さ・入手しやすさ:ヨーグルト
・爽やかな酸味:ヨーグルト
・朝食や間食:ヨーグルト
・フルーツやグラノーラと合わせる:ヨーグルト
・乳のコク:フロマージュブラン
・クリーミーな食感:フロマージュブラン
・チーズケーキ・ムース:フロマージュブラン
・ディップや濃厚なソース:フロマージュブラン
基本的には、「普段使いしやすい乳製品ならヨーグルト」「少し贅沢なコクやチーズらしさを楽しみたいならフロマージュブラン」と考えると選びやすいでしょう。
ただし、どちらにも様々な製品(例:低脂肪タイプや濃厚なタイプなど)が存在します。
味や栄養成分などは商品によって変わってくるため、パッケージの原材料や栄養成分表示も確認して選ぶのがおすすめです。
ヨーグルトとフロマージュブランは優劣で選ぶものではなく、「さっぱり・手軽さ」を取るか「コク・クリーミーさ」を取るかで使い分けると、それぞれの良さを楽しめるでしょう。
Q&A(よくある疑問)
ここでは、ヨーグルトとフロマージュブランに関連した「よくある疑問」をQ&A形式でまとめます。
Q1.フロマージュブランはヨーグルトの一種?
いいえ、フロマージュブランはヨーグルトの一種ではありません。
ヨーグルトは「発酵乳」に分類されるのに対し、フロマージュブランは「フレッシュチーズ」の一種です。
どちらも乳酸菌を使って作られ、白くなめらかな見た目や爽やかな酸味があるため似ていますが、フロマージュブランは乳を凝固させたあとにホエイをある程度取り除いて仕上げます。
見た目はヨーグルトに近くても、食品としてはチーズの仲間だと考えておくといいでしょう。
Q2.フロマージュブランは普通のチーズと何が違う?
フロマージュブランは、熟成させずに食べる「フレッシュチーズ」です。
カマンベールやゴーダなどの熟成チーズと比べると、強い香りや塩気が少なく、乳の優しい風味と爽やかな酸味があります。
食感も固いチーズとは異なり、ヨーグルトやクリームのようになめらかなものが多いです。
そのため、「チーズのクセが苦手」という方でも比較的食べやすいチーズだと言えるでしょう。
Q3.フロマージュブランとギリシャヨーグルトは同じ?
同じものではありません。
ギリシャヨーグルトは「ヨーグルトからホエイなどの水分を減らして濃厚にした発酵乳」である一方、フロマージュブランは「フレッシュチーズ」として作られます。
ただし、どちらも水分が少なく、濃厚でクリーミーな食感になるため、見た目や食べた印象は似ることが多いです。(料理やお菓子によっては代用品として使える場合もあります。)
Q4.水切りヨーグルトとフロマージュブランは何が違う?
水切りヨーグルトは、通常のヨーグルトからホエイを取り除いて濃厚にしたものです。
フロマージュブランもホエイを取り除く工程がありますが、そもそもチーズとして製造される点が異なります。
・水切りヨーグルト:発酵乳
・フロマージュブラン:フレッシュチーズ
ただし、水切りヨーグルトは食感や用途がフロマージュブランに近いため、代用品として使いやすい食品となっています。
Q5.フロマージュブランはそのまま食べられる?
はい、そのまま食べることが可能です。
砂糖、はちみつ、ジャム、フルーツなどを添えると、ヨーグルトのような感覚でデザートとして楽しめます。
甘いものだけでなく、塩、こしょう、ハーブなどを加えて、パンや野菜につけるディップとして食べることも可能です。
Q6.フロマージュブランは酸っぱいですか?
フロマージュブランにも乳酸発酵による酸味があります。
ただし、一般的にはヨーグルトよりも酸味がおだやかで、乳のコクやまろやかさを感じやすい傾向にあるでしょう。(※ただし、酸味の強さは使用する乳酸菌、製法、製品によって異なります。)
Q7.フロマージュブランがない時は何で代用できますか?
代用品として使いやすいのは、「水切りヨーグルト」や「ギリシャヨーグルト」です。
通常のプレーンヨーグルトでも代用することは可能ですが、水分が多いため、料理やお菓子によっては仕上がりがゆるくなってしまうかもしれません。
特にチーズケーキ、ムース、ディップなどでは、水分を減らしたヨーグルトを使う方がフロマージュブランに近い仕上がりになるでしょう。
Q8.フロマージュブランはどこで売っている?
ヨーグルトほど一般的ではありませんが、以下のような店舗で販売されていることがあります。
・輸入食品を扱うスーパー
・百貨店のチーズ売り場
・チーズ専門店
店舗によっては取り扱いがない場合もあるため、見つからない時は水切りヨーグルトやギリシャヨーグルトで代用するといいでしょう。
Q9.ヨーグルトとフロマージュブランはどちらが低カロリー?
一概にはいえません。
一般的なプレーンヨーグルトは比較的低カロリーなものが多いですが、フロマージュブランにも低脂肪タイプがあります。
反対に、生クリームなどを加えたフロマージュブランは脂質やカロリーが高くなることがあります。
ヨーグルトにも全脂肪タイプや加糖タイプがあるため、カロリーを比較する場合は、商品の栄養成分表示を確認するのが確実です。
Q10.ヨーグルトとフロマージュブランの最大の違いは何?
最も分かりやすい違いは、ヨーグルトが「発酵乳」、フロマージュブランが「フレッシュチーズ」であることです。
どちらも乳を乳酸菌で発酵させますが、フロマージュブランは乳を凝固させ、ホエイをある程度取り除いてチーズとして仕上げます。
・ヨーグルトは「爽やかでみずみずしい食感」
・フロマージュブランは「より濃密でクリーミーな食感」
結果的に上記のような食感になりやすいと覚えておくといいでしょう。
まとめ
ヨーグルトは「牛乳などの乳を乳酸菌によって発酵させて作る発酵乳」である一方、フロマージュブランは「乳を発酵・凝固させたあとにホエイ(乳清)をある程度取り除いて作るフレッシュチーズ」です。
これらは、「爽やかな酸味を持つ乳製品」という共通点を持っているのですが、食品としての分類や作り方には以下のような違いがあります。
| 比較項目 | ヨーグルト | フロマージュブラン |
|---|---|---|
| 分類 | 発酵乳 | フレッシュチーズ |
| 作り方 | 乳酸菌で発酵させる | 発酵・凝固させ、ホエイを取り除く |
| 味 | 爽やかな酸味 | 穏やかな酸味と乳のコク |
| 食感 | とろり・みずみずしい | なめらか・クリーミー |
| 主な食べ方 | 朝食、間食、デザート | デザート、料理、製菓 |
| お菓子作り | 軽く爽やかに仕上げやすい | コクとなめらかさを出しやすい |
| 代用 | 水切りすると代用しやすい | ヨーグルトの代用にも使える |
「普段の朝食や間食として手軽に楽しみたい場合」や「さっぱりした味わいを好む場合」はヨーグルトが使いやすいでしょう。
その一方で、「乳のコクやクリーミーな食感を楽しみたい場合」や「チーズケーキ、ムース、ディップなどに使いたい場合」はフロマージュブランが向いています。
また、フロマージュブランが手に入らない場合は、水切りヨーグルトやギリシャヨーグルトで代用できることもあります。(※ただし…水分量や酸味などが異なるため、調整するようにしましょう。)
「2種類の乳製品の決定的な違い」は以下の要素にあると覚えておくといいでしょう。
・ヨーグルトは「発酵乳」
・フロマージュブランは「フレッシュチーズ」
見た目が似ていても、異なる魅力を持っているので、好みや用途に合わせて使い分けてみてください。

