「マカロン」と「ダックワーズ」の違いは何なのか?味・食感・材料などを徹底比較!
「マカロン」と「ダックワーズ」は、どちらもアーモンドを使ったフランス生まれのお菓子として知られており、見た目や材料に共通点があるため、「何が違うの?」「同じお菓子じゃないの?」と疑問に感じたことがある方も多いのではないでしょうか?
実は…この2種類のお菓子には、生地の作り方、食感、見た目、味わいなどに様々な違いがあり、好みや食べるシーンによって選び方も変わってくるのです。
この記事では、マカロンとダックワーズにどのような違いがあるのかを解説するとともに、それぞれの見分け方、似ていると言われる理由、おすすめの選び方まで詳しくご紹介します。
2種類のお菓子の特徴をしっかりと理解しておくことで、自分にぴったりのお菓子を選べるようになるはずです。
もくじ
マカロンとは何か?
マカロンとは、アーモンドプードル・卵白・砂糖を主な材料として作られる、フランスを代表する焼き菓子のことです。
丸い生地を2枚合わせ、その間にガナッシュ、バタークリーム、ジャムなどを挟んで仕上げるのが一般的です。
マカロンの最大の特徴は、表面がなめらかでつやがあり、焼き上がりに「ピエ」と呼ばれるフリル状の縁ができることにあるでしょう。
外側は軽くサクッとした食感で、中はしっとりとやわらかく、少しねっとりとした独特の口当たりを楽しめます。
また、カラフルな見た目もマカロンの魅力の一つです。(ピンク、グリーン、イエロー、ブルーなど色鮮やかなものが多く、贈り物やお祝いのスイーツとしても人気があります。)
クリームの種類も豊富で、チョコレート、バニラ、ピスタチオ、フランボワーズ、レモン、キャラメルなど…多種多様なフレーバーを楽しむことができます。
現在広く知られているマカロンは「マカロン・パリジャン」と呼ばれるタイプで、19世紀後半から20世紀初頭にかけてフランス・パリで広まりました。
一方で、マカロンの起源はさらに古く、16世紀頃にイタリアからフランスへ伝わった焼き菓子が元になったと言われています。(当初は現在のようにクリームを挟むスタイルではなく、シンプルな生地だけのお菓子でした。)
見た目の美しさから繊細な食感、豊富なフレーバーを楽しめることから、マカロンは「世界中で愛されるフランス菓子の代表格」となっていると言ってもいいでしょう。
ダックワーズとは何か?
ダックワーズとは、アーモンドプードル・卵白・砂糖を主な材料としたメレンゲ生地でクリームを挟んだ、香ばしい焼き菓子のことです。
外側は軽くサクッと、中はふんわりとやわらかい食感が特徴で、アーモンドの豊かな風味を楽しめます。
一般的なダックワーズは楕円形をしており、生地の表面には粉砂糖を振って焼き上げるため、細かなひび割れ模様ができます。(この見た目がマカロンとの大きな違いの一つだと言えるでしょう。)
中にはバタークリームやガナッシュ、コーヒークリーム、プラリネクリームなどを挟むことが多く、香ばしい生地との相性の良さが魅力となっています。
「ダックワーズ」という名前は、フランス南西部の温泉保養地「ダクス(Dax)」に由来すると言われています。(※ただし、現在日本で広く親しまれているクリームを挟んだダックワーズは、20世紀後半に日本の洋菓子職人によって考案・発展したスタイルとして知られています。)
そのため、フランスの伝統菓子でありながら、日本独自の進化を遂げたお菓子とも言えるでしょう。
マカロンと同じくアーモンドプードルとメレンゲを使用しますが、生地の作り方や焼き方が異なるため、食感や風味などは大きく変わってきます。
マカロンがしっとりとなめらかな口当たりを楽しむお菓子であるのに対し、ダックワーズはアーモンドの香ばしさと軽やかな食感を味わえる焼き菓子として、多くの人に親しまれているお菓子なのです。
マカロンとダックワーズの明確な違いは何か?
マカロンとダックワーズは、どちらもアーモンドプードルとメレンゲを使ったフランス由来の焼き菓子ですが、見た目や生地、食感、味わいなどにはさまざまな違いがあります。
この項目では、それぞれのお菓子にどのような違いがあるのかをチェックしていきましょう。
生地の違い
どちらのお菓子もアーモンドプードルとメレンゲを使用しますが、生地の作り方は異なります。
マカロンは、なめらかに仕上げた生地を焼くことで、表面につやがあり、「ピエ」と呼ばれるフリル状の縁ができるのが特徴です。
一方、ダックワーズは粉砂糖を振って焼き上げるため、表面に細かなひび割れが生まれ、香ばしい風味が引き立ちます。
見た目の違い
マカロンは丸い形状で、カラフルなものが多く、鮮やかな色合いが特徴です。(ギフトやスイーツショップでも華やかな印象を与えます。)
ダックワーズは楕円形が一般的で、焼き色やひび割れ模様が特徴的です。(見た目は素朴ですが、焼き菓子らしい温かみがあります。)
食感の違い
マカロンは、外側は軽くサクッとしながらも、中はしっとりとして少しねっとりした独特の食感を楽しめます。
一方、ダックワーズは外側が軽くサクッとしており、中はふんわりと柔らかく、軽い口当たりが魅力です。
味わいの違い
マカロンは、クリームの風味が主役になりやすく、チョコレート、フルーツ、ピスタチオなど…様々なフレーバーを楽しめます。
ダックワーズは、アーモンドの香ばしさがしっかり感じられるのが特徴です。(クリームとのバランスが良く、甘さだけでなく香ばしい風味も味わえます。)
楽しみ方の違い
マカロンは見た目の華やかさから、贈り物や記念日、お祝いのスイーツとして選ばれることが多いお菓子です。
一方、ダックワーズはコーヒーや紅茶との相性が良く、日常のおやつやティータイムに気軽に楽しめる焼き菓子として人気があります。
「2種類のお菓子の具体的な特徴をまとめた比較表」は、以下の通りです。
| 比較項目 | マカロン | ダックワーズ |
|---|---|---|
| 生地 | なめらかなメレンゲ生地 | アーモンド風味のメレンゲ生地 |
| 見た目 | 丸くカラフルで表面がなめらか | 楕円形が多く、表面に細かなひび割れがある |
| 食感 | 外はサクッ、中はしっとり・ねっとり | 外はサクッ、中はふんわり軽い |
| 主な材料 | アーモンドプードル、卵白、砂糖 | アーモンドプードル、卵白、砂糖 |
| 中に挟むもの | ガナッシュ、バタークリーム、ジャムなど | バタークリーム、ガナッシュ、プラリネクリームなど |
| 甘さ | 甘みが強め | 甘さは控えめで香ばしさが際立つ |
| 特徴 | 「ピエ」と呼ばれるフリル状の縁ができる | 粉砂糖をまぶして焼くため香ばしい仕上がり |
| 発祥・歴史 | イタリアをルーツとし、現在の形はフランス・パリで発展 | フランス発祥で、日本で現在のスタイルへ発展 |
このようにマカロンとダックワーズは共通する材料を使いながらも、見た目、食感、味わい、楽しみ方まで異なる魅力を持っているということです。
それぞれの特徴を熟知しておくことで、自分の好みやシーンに合わせて選びやすくなるでしょう。
マカロンとダックワーズはどう見分ける?
マカロンとダックワーズは、どちらもクリームを生地で挟んだフランス由来のお菓子のため、一見すると似ているように感じることがあります。
しかし、幾つかのポイントを押さえることで、比較的簡単に見分けることが可能です。
表面の見た目をチェックする
この2種類のお菓子の最も分かりやすい違いは、「生地の表面」でしょう。
マカロンは表面がなめらかでツヤがあり、ひび割れがほとんどありません。(また、焼き上がりには「ピエ」と呼ばれるフリル状の縁ができるのが特徴です。)
一方、ダックワーズは焼く前に粉砂糖を振りかけるため、表面に細かなひび割れ模様ができます。(ふんわりと焼き色が付き、素朴で香ばしい印象を受けます。)
形状の違いを見る
さらに2つのお菓子は、「商品の形状」にも違いがあります。
マカロンは丸い形が一般的で、大きさも比較的均一です。(カラフルな色合いの商品が多く、ショーケースでもひと目で目を引きます。)
ダックワーズは楕円形のものが多く、全体的に少し厚みがあります。(焼き菓子らしい落ち着いた色合いが多く、マカロンほど鮮やかな色はあまり見られません。)
側面を見る
そして、「商品を横から見る」ことができれば、さらに見分けやすくなるでしょう。
マカロンは、生地と生地の間にクリームが挟まれているだけでなく、縁には「ピエ」がはっきりと見えます。(このフリル状の部分は、マカロンならではの特徴です。)
一方、ダックワーズには「ピエ」はなく、生地全体がふんわりと膨らんでいます。(側面まで焼き色が付き、柔らかそうな質感に見えることが多いでしょう。)
色合いにも注目する
最後に「色の違い」も、2つのお菓子を見分ける際のポイントとなります。
マカロンは、フレーバーに合わせてピンク、黄色、緑、青、紫など、カラフルに着色されていることが多く、華やかな印象があります。
ダックワーズは、生地本来の焼き色を生かしたベージュや薄い茶色が中心で、自然な色合いの商品がほとんどです。
迷った時は「ピエ」と「ひび割れ」を見る
マカロンとダックワーズを見分ける際に迷ったら、次の2つを確認すると判断しやすくなります。
・表面がなめらかで、側面に「ピエ」があるなら「マカロン」
・表面に細かなひび割れがあり、香ばしい焼き色なら「ダックワーズ」
この2つの特徴を覚えておけば、お菓子屋さんやカフェのショーケースでも、マカロンとダックワーズを迷わず見分けられるようになるでしょう。
なぜマカロンとダックワーズは似ていると言われるの?
マカロンとダックワーズは、実際には生地、食感、見た目などが異なるお菓子であるにも関わらず、「似ている」「見分けがつかない」と言われることがあります。
この項目では、「2つのお菓子が紛らわしくなる理由」が何なのかを分析していきます。
理由その①:どちらもアーモンドプードルを使っているから
最も大きな理由は、どちらもアーモンドプードルを主な材料としていることにあるでしょう。
アーモンドの香ばしい風味が共通して感じられるため、初めて食べる人は「似たようなお菓子なのかな?」という印象を持つこともあるのです。
理由その②:どちらもメレンゲ生地のお菓子だから
マカロンもダックワーズも、卵白を泡立てたメレンゲを使用して作られます。
そのため、どちらも軽い口当たりに仕上がり、「メレンゲを使ったフランス菓子」という共通点があります。(※ただし、生地の配合、作り方、焼き方などは異なるため、完成した時の食感は大きく変わります。)
理由その③:クリームを挟んだ見た目が似ているから
どちらも生地を2枚重ね、その間にクリームを挟むスタイルのお菓子です。
ショーケースに並んでいる状態では、「丸い(または楕円形の)生地にクリームが挟まれている」という共通点から、見間違えてしまう人も少なくありません。
理由その④:どちらもフランス由来のお菓子だから
マカロンとダックワーズは、どちらもフランス菓子として知られています。
洋菓子店では同じコーナーに並んで販売されることも多く、「フランスのおしゃれなお菓子」という共通したイメージがあることも、混同される理由の一つだと言ってもいいでしょう。
このように2種類のお菓子は、共通点が多いのですが、明確な違いも存在します。
マカロンは、表面がなめらかで「ピエ」と呼ばれるフリル状の縁があり、外はサクッ、中はしっとり・ねっとりとした食感が特徴です。
その一方で、ダックワーズは、表面に細かなひび割れがあり、外はサクッ、中はふんわりと軽い食感を楽しめます。また、アーモンドの香ばしさをより強く感じられるのも特徴です。
これらの個性を覚えておくことで、さらに2種類のお菓子を楽しめるようになるでしょう。
2種類のお菓子の「シーン別おすすめ」
マカロンとダックワーズは、それぞれ異なる魅力を持つ焼き菓子であり、好みや食べるシーンによっておすすめも変わってきます。
ここでは、「シチュエーション別にどちらのお菓子を選べばいいのか」をご紹介します。
見た目の華やかさを重視する場合:「マカロン」
見た目の美しさや華やかさを楽しみたい方には、マカロンをおすすめします。
カラフルな色合いと丸くかわいらしい形は、ギフトや手土産、お祝いのプレゼントにもぴったりです。(箱を開けた瞬間の華やかさも魅力で、特別感を演出してくれます。)
「写真映えするスイーツを選びたい」「自分へのご褒美に少し贅沢なお菓子を楽しみたい」という方にも向いています。
香ばしい焼き菓子が好きな場合:「ダックワーズ」
焼き菓子ならではの香ばしい風味を楽しみたい方には、ダックワーズがおすすめです。
アーモンドの豊かな香りと、外はサクッ、中はふんわりとした軽い食感が特徴で、甘すぎない味わいを好む方にも親しまれています。
クッキーやフィナンシェなどの焼き菓子が好きな方にも満足感のある一品となること間違いなしでしょう。
コーヒーや紅茶と一緒に楽しむ場合:「どちらもおすすめ」
どちらもコーヒーや紅茶と相性の良いお菓子ではありますが、合わせる飲み物によって印象が変わります。
マカロンは、フレーバーごとの個性を楽しめるため、紅茶やハーブティーと合わせると香りの違いをより感じられるでしょう。
その一方で、ダックワーズはアーモンドの香ばしさがコーヒーによく合い、午後のティータイムやほっと一息つきたい時間にもぴったりです。
迷った場合:「両方を食べ比べてみる」
マカロンとダックワーズは、どちらもアーモンドプードルを使ったフランス由来のお菓子ですが、それぞれ異なる魅力があります。
しっかりとした甘さや濃厚なクリームを楽しみたい方には、マカロンがおすすめです。
反対に、「甘いものは好きだけれど、重すぎるスイーツは少し苦手」という方には、軽やかな食感と香ばしさが楽しめるダックワーズが向いているでしょう。
・華やかな見た目と繊細な食感を楽しみたいなら「マカロン」
・香ばしい風味と軽やかな口当たりを味わいたいなら「ダックワーズ」
もし、どちらのお菓子にするか迷った場合は、ぜひ両方を食べ比べてみてください。
それぞれの美味しさや個性を実感でき、自分のお気に入りが見つかるはずです。
Q&A(よくある疑問)
この項目では、マカロンとダックワーズに関しての「気になる疑問」にお答えしていきます。
Q1.マカロンとダックワーズは同じお菓子ですか?
いいえ、同じお菓子ではありません。
どちらもアーモンドプードルとメレンゲを使ったフランス由来のお菓子ですが、生地の作り方や食感、見た目が異なります。
マカロンは、表面がなめらかで、中はしっとりとした食感が特徴です。
一方、ダックワーズは表面に細かなひび割れがあり、香ばしく軽い食感を楽しめます。
Q2.マカロンとダックワーズはどちらが甘いですか?
一般的には、マカロンの方が甘く感じられることが多いです。
マカロンは、生地やクリームに砂糖が多く使われることが多く、フレーバーによっては濃厚な甘さを楽しめます。
その一方で、ダックワーズは、アーモンドの香ばしさが甘みとのバランスを取るため、比較的優しい甘さに感じられることがあります。
Q3.カロリーが高いのはどちらですか?
商品やサイズによって異なりますが、大きな差はありません。
どちらもアーモンドプードル、砂糖、クリームを使用するため、比較的カロリーの高い焼き菓子です。
ただし、クリームの種類や大きさによってカロリーは変わってくるため、気になる場合は商品の栄養成分表示を確認するようにしましょう。
Q4.作るのが難しいのはどちらですか?
一般的には、マカロンの方が難しいと言われています。
マカロンは、生地を混ぜる加減(マカロナージュ)や乾燥時間、焼き加減などが仕上がりを大きく左右します。
ダックワーズもコツが必要なお菓子ですが、マカロンほど繊細な工程は少ないため、比較的挑戦しやすいとされています。
Q5.手土産やプレゼントにはどちらがおすすめですか?
華やかさを重視するならマカロン、親しみやすさを重視するならダックワーズがおすすめです。
マカロンは色鮮やかで高級感があるため、お祝い事や贈り物などに人気があります。
一方、ダックワーズは香ばしく食べやすいため、幅広い年代に喜ばれやすく、気軽な手土産やティータイムのお菓子にもぴったりです。
Q6.アーモンドが苦手でも食べられますか?
どちらのお菓子にもアーモンドプードルが使われているのが一般的です。
そのため、アーモンドが苦手な方やアレルギーのある方は、原材料表示をよく確認してから選ぶようにしましょう。
最近では、アーモンド以外の材料を使用したアレンジ商品もありますが、一般的なマカロンやダックワーズにはアーモンドが含まれています。
まとめ
マカロンとダックワーズは、どちらもアーモンドプードルとメレンゲを使ったフランス由来のお菓子ですが、生地の作り方、食感、見た目、味わいには明確な違いがあります。
マカロンは、表面がなめらかで「ピエ」と呼ばれるフリル状の縁が特徴です。(外はサクッ、中はしっとり・ねっとりとした食感で、色鮮やかな見た目や豊富なフレーバーを楽しめます。)
その一方で、ダックワーズは、表面に細かなひび割れがあり、外はサクッ、中はふんわりと軽い食感が魅力です。(アーモンドの香ばしさをしっかり味わえる焼き菓子として、多くの人に親しまれています。)
今回の記事の内容を簡単にまとめると、以下のような感じになります。
・マカロンは、なめらかな生地としっとりした食感が特徴。
・ダックワーズは、香ばしい生地とふんわり軽い食感が特徴。
・どちらもアーモンドプードルとメレンゲを使うため、似ているといわれることがある。
・見分けるポイントは、「ピエ」の有無や表面のひび割れ、形や色合い。
・華やかな贈り物にはマカロン、香ばしい焼き菓子を楽しみたいならダックワーズがおすすめ。
見た目の美しさや濃厚な味わいを楽しみたい場合はマカロン、香ばしさや軽やかな食感を味わいたい場合はダックワーズというように、気分やシーンに合わせて選ぶようにするといいでしょう。
ぜひ両方を食べ比べて、それぞれのお菓子が持つ美味しさや個性を楽しんでみてください。

