「マリトッツォ」と「ボンボローネ」は似ているけど別物?明確な違いを徹底解説!
ふわふわのパンにたっぷりのクリームを挟んだ「マリトッツォ」と、同じくクリーム入りで見た目が似ている「ボンボローネ」…どちらもイタリア発祥の人気スイーツですが、「何が違うの?」「どっちが美味しいの?」と気になっている方も多いのではないでしょうか?
実はこの2つ…見た目こそ似ているものの、生地の作り方、食感、食べられるシーンまで大きく異なる別のスイーツなのです。
この記事では、マリトッツォとボンボローネの違いを一言で分かりやすく解説しつつ、味・作り方・カロリー・おすすめの食べ方などを徹底比較していきます。
「なんとなく似ているスイーツ」から一歩進んで、明確な違いをしっかりと理解してみませんか?
もくじ
マリトッツォとは何か?
マリトッツォとは、イタリア・ローマ発祥の伝統的なスイーツで、ふんわりとしたパン生地にたっぷりのクリームを挟んだ菓子パンのことを指します。
生地にはバターや卵を使ったブリオッシュ系のパンが使われることが多く、ほんのり甘みがありながらも軽やかな口当たりが特徴です。
そこにたっぷりの生クリームを挟むことで、見た目のインパクトと贅沢な味わいを楽しめます。
本場イタリアでは、シンプルに生クリームだけを挟んだものが主流で、カプチーノなどのコーヒーと一緒に朝食として食べられることも多い、日常的な存在です。
また、名前の由来には「恋人(マリート)」という言葉が関係しているとも言われており、男性が女性に贈るお菓子として親しまれていたというロマンチックな背景もあります。
日本では、クリームをたっぷり挟んだビジュアルがSNSで話題となり、フルーツ入りやチョコレート風味など、様々なアレンジも登場しています。
まさに「見た目も楽しめるご褒美スイーツ」として人気を集めていると言えるでしょう。
ボンボローネとは何か?
ボンボローネとは、イタリア発祥の伝統的なお菓子のことで、ふんわりとした生地を油で揚げ、中にクリームを詰めたドーナツのようなスイーツです。
生地は小麦粉・卵・砂糖などを使った柔らかいパン生地がベースで、揚げることで外側はほんのりサクッと、中はふんわりとした食感に仕上がります。
仕上げにグラニュー糖をまぶすのが一般的で、しっかりとした甘さと満足感が特徴です。
中に入れるクリームはカスタードが定番ですが、チョコレートクリームやジャムなど、様々なバリエーションも存在します。
本場イタリアでは、ボンボローネはおやつや軽食として親しまれている存在で、パン屋やカフェ、屋台などでも気軽に購入できます。
揚げたてをその場で食べるスタイルも人気で、手軽に楽しめるスイーツとして広く愛されています。
マリトッツォが「焼いたパンにクリームを挟むスイーツ」であるのに対し、ボンボローネは「揚げた生地にクリームを詰めるスイーツ」…この違いが、味わい、食感、満足感などの違いにも大きく影響していると言えるでしょう。
マリトッツォとボンボローネは何が違うのか?
マリトッツォとボンボローネの違いを一言でいうと、「焼いたパンにクリームを挟んだもの」と「揚げたドーナツにクリームを詰めたもの」の違いです。
マリトッツォは、ブリオッシュのようなふんわりとしたパンを焼き上げ、そこにたっぷりの生クリームを挟んだスイーツです。(軽やかな口当たりで、朝食やカフェタイムにもぴったりです。)
一方のボンボローネは、油で揚げた生地にクリームを詰めた、いわばイタリア版ドーナツです。(外側に砂糖がまぶされることも多く、しっかりとした甘さと満足感があります。)
つまり、同じ「クリーム入りパン系スイーツ」でも、「焼き菓子系で軽め」なのがマリトッツォ、「揚げ菓子系でしっかり甘い」のがボンボローネと覚えると分かりやすいでしょう。
どちらも「クリーム入りのパン系スイーツ」なのですが、以下の比較表のように作り方や味わいなどに大きな違いがあるということです。
| 項目 | マリトッツォ | ボンボローネ |
|---|---|---|
| 原料・生地 | ブリオッシュ系(バター・卵入り) | 柔らかいパン生地(ドーナツ系) |
| 作り方 | オーブンで焼く | 油で揚げる |
| 味・甘さ・コク | 軽めでミルキー、甘さは比較的控えめ | 甘さしっかり、油分でコクが強い |
| 食感 | ふんわり・軽い | 外側ややサクッ+中ふんわり |
| 見た目 | 横に切れ込み+クリームを挟む | 丸い形+中にクリームを注入 |
| 食べるシーン | 朝食・カフェタイム | おやつ・食べ歩き |
では…それぞれのスイーツには、具体的にどのような特徴があるのかを確認していきましょう。
原料・生地の違い
マリトッツォは、バターや卵を使ったブリオッシュ生地がベースで、ほんのりリッチながらも軽やかな仕上がりになります。
一方、ボンボローネはシンプルなパン生地を使い、揚げることでドーナツのようなコクと満足感が生まれます。
作り方の違い
この2種類のスイーツの最大の違いは、何といっても調理方法でしょう。
マリトッツォはオーブンで焼き上げるのに対し、ボンボローネは油で揚げて作ります。
「焼くか、揚げるか」の違いが、後述する味や食感の違いを大きく左右しているのです。
味・甘さ・コクの違い
マリトッツォは、生クリームのミルキーさを活かした軽やかな甘さが特徴で、比較的さっぱりと食べられます。
それに対してボンボローネは、揚げ油の風味と砂糖の甘さが加わり、しっかり濃厚で満足感のある味わいになります。
食感の違い
マリトッツォは全体的にふんわりとしていて軽く、口どけの良さが魅力です。
一方のボンボローネは、外側がほんのりサクッとしつつ中はふんわりしており、揚げ菓子特有の食べ応えがあります。
見た目の違い
マリトッツォは、パンに切れ込みを入れてクリームを「挟む」スタイルで、クリームが見える華やかな見た目が特徴です。
対してボンボローネは、丸い形をしており、中にクリームを「詰める」ため、外見はシンプルで、砂糖がまぶされていることが多いです。
このように、マリトッツォは「軽やかでカフェ向きのスイーツ」、ボンボローネは「しっかり甘く満足感のあるおやつ」として、それぞれ異なる魅力を持っています。
用途や気分などに合わせて、どちらか好きな方を選ぶといいでしょう。
何故マリトッツォとボンボローネは混同されやすいのか?
マリトッツォとボンボローネは全く異なるスイーツなのですが、「同じようなもの」と思われがちです。
その理由には、幾つかの共通点や背景があるので、チェックしていきましょう。
理由その①:見た目が似ているため
最も大きな理由は、どちらも「パン+クリーム」というビジュアルを持っており、「パン生地+クリーム」という構成は共通しています。
そのため、スイーツとしてのカテゴリが近く、ざっくりと「クリームパンの一種」と捉えられてしまいがちです。
しかし…実際には、「焼き菓子」と「揚げ菓子」という大きな違いがあり、ここを理解すると両者は明確に区別できます。
理由その②:どちらもイタリア発祥のスイーツだから
2種類のスイーツが、どちらもイタリア生まれであることも、混同されやすい理由の一つです。
「イタリアのお菓子=似たようなジャンル」というイメージを持たれやすく、名称もカタカナで馴染みが薄いため、違いが認識されにくくなっています。
理由その③:日本での紹介のされ方(SNS・カフェ文化)
特に日本では、マリトッツォがSNS映えスイーツとしてブームになった際、似た見た目のスイーツも一緒に注目される傾向がありました。
その流れで、ボンボローネも「マリトッツォに似たスイーツ」として紹介されることがあり、結果として両者の違いが曖昧なまま広まってしまった側面があります。
このように、「見た目の類似」「共通する構成」「文化的な背景」が重なったことで、マリトッツォとボンボローネは混同されやすくなっています。
しかし、作り方(焼くか揚げるか)という本質的な違いを押さえれば、しっかり区別できるようになります。
他の似ているスイーツとの違いは何なのか?
マリトッツォやボンボローネは、「クリーム入りで甘い」という点から、他のスイーツとも混同されがちです。
ここでは、よく比較される代表的なスイーツとの違いを分かりやすく解説します。
クリームパンとの違い
クリームパンは、日本で親しまれている菓子パンで、焼いたパン生地の中にカスタードクリームを包んで焼き上げるのが特徴です。
・マリトッツォ:焼いた後にクリームを「挟む」
・ボンボローネ:揚げた後にクリームを「詰める」
・クリームパン:生地にクリームを「包んで焼く」
このようにクリームの入れ方と調理工程に明確な違いがあります。
ドーナツとの違い
ドーナツは、小麦粉の生地を揚げて作るお菓子の総称で、穴が開いたリング状のものが一般的です。
ボンボローネは、ドーナツの一種といえる存在で、中にクリームを詰めたタイプのドーナツに近いスイーツです。
一方、マリトッツォは揚げていないため、ドーナツとは全く別のジャンルになります。
シュークリームとの違い
シュークリームは、シュー生地を焼いて中にクリームを詰める洋菓子です。
・マリトッツォ/ボンボローネ:パン生地ベース
・シュークリーム:シュー生地(軽くて空洞がある)
見た目は似ていますが、生地の種類が大きく異なるため、食感や味わいは全く別物です。
シュークリームはより軽く、デザート寄りの印象が強いのが特徴だと言えるでしょう。
マラサダとの違い
マラサダはハワイ発祥の揚げドーナツで、外側に砂糖がまぶされているのが特徴です。
ボンボローネと非常に似ていますが、以下のような明確な違いがあります。
・ボンボローネ:イタリア発祥、クリーム入りが基本
・マラサダ:ハワイ発祥、クリームなしが主流(最近は入りもあり)
似ているスイーツとの違いを整理すると、以下のようになります。
・マリトッツォ → 焼いたパンにクリームを挟む
・ボンボローネ → 揚げた生地にクリームを詰める
・クリームパン → 生地に包んで焼く
・ドーナツ → 揚げ菓子全般(ボンボローネはその一種)
・シュークリーム → シュー生地+クリーム
・マラサダ → 揚げドーナツ(クリームなしが主流)
このように「生地の種類」と「クリームの入れ方」に注目すると、それぞれの違いが分かりやすくなります。
家庭で作るならどちらが簡単?
マリトッツォとボンボローネはどちらも家庭で作ることができますが、手軽さを重視するならマリトッツォの方が圧倒的に簡単だと言ってもいいでしょう。
マリトッツォは「挟むだけ」でも作れる
マリトッツォは、本来ブリオッシュ生地から作りますが、家庭では市販のパンを使えば、ぐっとハードルが下がります。
例えば、以下の工程を実践するだけで、簡単にマリトッツォ風のスイーツが完成します。
・ロールパンやコッペパンに切れ込みを入れる
・生クリームを泡立てて挟む
オーブンを使って本格的に作る場合でも、「焼く→冷ます→挟む」という工程なので、比較的シンプルで失敗しにくいのが特徴です。
ボンボローネは「揚げる工程」がハードルになる
一方、ボンボローネは、生地作りに加えて油で揚げる工程が必要になります。
・発酵させた生地を成形する
・適温の油で揚げる
・油切りをする
・クリームを注入する
といった手順があり、温度管理や後片付けの手間も含めると、初心者にはやや難易度が高めです。
また、揚げ具合によって仕上がりが左右されるため、慣れないうちは失敗しやすい点にも注意が必要です。
結論:手軽さならマリトッツォ、本格派ならボンボローネ
実際にスイーツ作りをする場合は、以下のように目的に応じて選ぶといいでしょう。
・手軽に楽しみたい:マリトッツォ
・本格的なお菓子作りを楽しみたい:ボンボローネ
特に「おうちカフェ感覚で気軽に作りたい」という場合は、まずはマリトッツォから挑戦してみると良いでしょう。
シーン別おすすめ(どっちを選ぶべき?)
マリトッツォとボンボローネは、それぞれ特徴が異なるため、食べるシーンによって向き・不向きがあります。
ここでは、具体的な場面ごとに「どちらがおすすめか?」を分かりやすく紹介します。
軽く甘いものを楽しみたい時:マリトッツォ
「ちょっと甘いものが欲しい」「軽めに楽しみたい」という時は、マリトッツォがおすすめです。
焼き菓子ベースで油っぽさがなく、生クリームの軽やかさも相まって、比較的さっぱりと食べられます。
食後のデザートや、午後のティータイムにもぴったりだと言えるでしょう。
しっかり満足感のある甘いものが食べたい時:ボンボローネ
「甘いものをがっつり食べたい」「満足感が欲しい」という時は、ボンボローネが向いています。
揚げた生地に砂糖やクリームが加わることで、濃厚で食べ応えのある味わいになります。
小腹が空いたときや、おやつとしてしっかりエネルギーを補給したいときに最適です。
カフェでゆったり過ごしたい時:マリトッツォ
コーヒーや紅茶と一緒にゆっくり楽しみたいなら、マリトッツォがぴったりです。
見た目も華やかで、いわゆる「カフェスイーツ」としての相性が良く、落ち着いた時間を演出してくれます。
食べ歩きやテイクアウトなど:ボンボローネ
外で気軽に食べたい場合は、ボンボローネがおすすめです。
丸い形で持ちやすく、揚げ菓子なので多少の衝撃でも崩れにくいのが特徴です。
屋台やテイクアウトスイーツとしても相性が良く、気軽に楽しめます。
見た目を楽しみたい・SNS映えを狙いたい:マリトッツォ
たっぷり挟まれたクリームが印象的なマリトッツォは、見た目のインパクトが強く、写真映えするスイーツです。
フルーツやチョコレートなどのアレンジも豊富で、見た目重視で選びたい時には最適です。
・軽さ・見た目・カフェ向き:マリトッツォ
・満足感・食べ応え・手軽さ:ボンボローネ
このように、それぞれの特徴を理解してシーンに合わせて選べば、より美味しく楽しむことができます。
Q&A(よくある疑問)
ここでは、マリトッツォとボンボローネに関してよくある疑問を、分かりやすく解説します。
Q1.マリトッツォとボンボローネはどちらがカロリー高い?
一般的には、ボンボローネのほうがカロリーは高くなりやすいです。
理由は、ボンボローネは油で揚げて作るため、生地自体に油分が含まれるからです。
さらに砂糖がまぶされることも多く、全体的にカロリーが高くなりがちです。
一方、マリトッツォも生クリームをたっぷり使うため低カロリーではありませんが、揚げていない分、比較するとやや軽めといえます。
Q2.本場イタリアではどのように食べられている?
マリトッツォは、イタリア・ローマを中心に朝食としてコーヒーと一緒に食べられることが多いスイーツです。
一方、ボンボローネはおやつや軽食として気軽に食べられる存在で、パン屋や屋台などでも販売されています。(揚げたてをその場で食べるスタイルも人気です。)
Q3.日本のマリトッツォは本場と同じもの?
日本のマリトッツォは、本場のものをベースにしつつ、かなりアレンジされたバージョンが多いです。
本場ではシンプルに生クリームのみを挟むことが一般的ですが、日本ではフルーツやチョコレート、カスタードなどを加えたバリエーションが豊富に展開されています。
Q4.ボンボローネはドーナツと同じもの?
ボンボローネは広い意味ではドーナツの一種といえますが、イタリア発祥でクリーム入りが基本という点が特徴です。
一般的なドーナツは穴の開いた形やシンプルなものが多いのに対し、ボンボローネは中にクリームが詰まっている点で違いがあります。
Q5.どちらが人気なの?
日本では一時期、SNSを中心にマリトッツォが大ブームとなり、多くのカフェやコンビニで取り扱われました。
現在はブームは落ち着いていますが、見た目の華やかさからマリトッツォの認知度は依然として高いです。
一方で、ボンボローネはじわじわと人気が広がっているスイーツといえるでしょう。
このように、細かい疑問を一つひとつ解消していくことで、マリトッツォとボンボローネの違いがよりクリアに理解できるようになります。
まとめ
マリトッツォとボンボローネは、どちらもイタリア発祥のクリーム入りスイーツですが、その中身は大きく異なります。
「マリトッツォ:焼いたパンにクリームを挟む、軽やかなスイーツ」「ボンボローネ:揚げた生地にクリームを詰める、濃厚で満足感のあるスイーツ」と見た目は似ていても、作り方や食感、甘さ、食べるシーンまでしっかり違いがあることが分かります。
また、以下のように選び分けることで、それぞれの魅力をより楽しむことができます。
・軽く楽しみたい・カフェでゆっくりしたい:マリトッツォ
・しっかり甘いものを食べたい・おやつにしたい:ボンボローネ
つまり、どちらが優れているというよりも、「気分や目的に合わせて選ぶのが正解」ということです。
今回の違いを参考にしつつ、その日の気分にぴったりのスイーツを選んでみてください。

